TTTの結果が音速で公開されていて驚きました。なるほど、課題Bの優秀作は途中下車つきスイッチバックでしたね。ただ、私がイメージしていた途中下車付スイッチバックは戻る過程で途中下車、でした。可能であれば見てみたいです。いや、作図できればもっと良いのですが。
一応イメージとしては飛車なら98>18>58>98みたいなのが見たい例で、今回見せてもらったのは98>58>18>98という形となります。まあ、短手数でこんな飛び方はフェアリーでも変身ものでないと無理でしょうけれど。
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詰将棋のルールの件でおもちゃ箱の記事を見させてもらって「へえ」と思った2点。ある程度公式に明文化されているのは「受方最長」であり、「受方最善」ではない、ということ。それで同手数駒余りの変化別詰で駒の余らない詰ませ方が正解かどうか議論になるわけですね。
まあ、見ている分には(並べる専門なもので)同手数駒余りを利用したペテン作は好きですが、決めの問題ですね。理論的にどちらが優れている、ということはないと思います。選択肢としてはおおむね2つ。変同駒余りの変化は誤解とする/駒が余らない手順でも駒が余る手順でも正解とし、程度によって減価事項とする(駒の余らない変同と同じ扱い)。どちらも1つのキメですが、現状の詰パラが原則前者の運用をしているのは確か。
もう一つは詰パラに乗っているルールの適当さ。まず、攻方が詰まない手を選択したときに、不詰となる手を選択する義務が明示されていない。もう一つ、無駄合の禁止の説明。実質「透かし詰めはそれで詰みですよ」としか書いていない。せめて香歩問題くらいを例に意味のある仲合や捨合と無駄合の区別くらいしないと駄目な気がする。こんなこと言っちゃなんだけど、どうせマニアックな世界なんだから、書くならついてけない人さようなら、くらいの勢いがあってもいいような。
ま、個人的には無駄合を回答してもOK、という運用が好みです。細則として定義しても良いけど。
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年賀詰を見ていて、駒の連続移動を禁止する牛歩詰ってフェアリーを考えていたのだが、これ、いつだかの詰パラの読者サロンで「ユックリ将棋」だったかな、名称は定かではないけど載ってたことを思い出しました。
この駒の連続移動を禁止するというフェアリー、指将棋でも詰将棋でも、王手にもそのルールを適用するかでだいぶ話が違ってきそうです。詰将棋ではどちらのほうが面白いのだろう。とりあえず王手にも適用する詰将棋の場合、王手義務はない方が良さそうです。そうしないと初手の王手で空王手しかない……まあ、詰パラの提案者には申し訳ないが、発展性はちょいと薄そう。ああでも、チェスでレトロを絡めれば面白いかもしれないなあ。
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- 2009/01/03(土) 00:46:53|
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